シェア畑の水やり事情｜手間やルールを利用者目線でわかりやすく解説

シェア畑に興味を持ったとき、多くの人が気にするのが「水やりはどのくらいの手間がかかるのか」という点です。

実際、シェア畑では基本的に利用者自身が水やりを行いますが、工夫次第で負担を軽減できます。

家庭菜園は楽しそうでも、仕事や育児で毎日通えるか不安に思う方も多いはずです。

この記事では、実際にシェア畑を利用している立場から、水やりに関するルールや手間、季節ごとの注意点などを詳しく解説していきます。

シェア畑の水やりは自分でやるのか？やってもらえるのか

シェア畑では、基本的に利用者自身が水やりを行います。

しかし、畑によってはスタッフがサポートしてくれるケースもあります。

特に真夏のように高温が続く季節には、共用部分の水やりや補助的な対応をしてくれるところもあるようです。

それでも、日常的な水やりは自分で行うのが前提です。

とはいえ、「仕事で平日は行けない」といった事情がある人向けに、週末通うだけでも育てられるような作付け計画を提案してくれているのもシェア畑の魅力のひとつです。

水やりの頻度や時間帯に決まりはあるのか

大前提としてシェア畑に来園して良い時間は「日の出から日没まで」となっています。

畑には照明がないためです。

また、水やりには明確な「ルール」というより、野菜の成長に合わせた「目安」があります。

基本的には土の乾き具合や気温に応じて、朝または夕方の温度が低い時間帯に行うのが理想とされます。

特に真夏の日中は、強い日焼けで水がすぐ蒸発してしまうため避けたほうがよいとされています。

シェア畑では講習会や会員専用サイトなどで、水やりのポイントを定期的に案内してくれます。

土の状態を見て判断する経験も少しずつ積めるようになります。

ゆみか

私も毎日水やり必要かと思っていましたが、土の内部が乾いていなければ水やりは必要ないのです。しかも朝早くもいけず、暑い日中に水やりすることもあります

他の利用者との水の使い方やマナーについて

共用の水道設備を使うシェア畑では、他の利用者との譲り合いがとても大切です。

基本的なマナーとして、水道の蛇口を開けっ放しにしない、使用後はきちんと後片付けする、長時間独占しないなどがあります。

また、混雑しやすい時間帯はできるだけ避けて水やりをするなど、互いに気持ちよく利用できるよう配慮することが求められます。

私たちが利用している畑では、利用者同士の距離が近く、自然とあいさつを交わしたり、育てている野菜について会話することもあります。

そうした交流もシェア畑の楽しさのひとつです。

ゆみか

ベテランさんがいろいろ教えてくれたりすることもあります

忙しくても続けられるのか？水やりの負担について

忙しい人にとって、毎日通う必要があるのかどうかは気になるところです。

実際には、野菜の種類や季節にもよりますが、毎日行かなくても問題ないです。

たとえば、週末に集中的に作業をするスタイルを前提に、乾燥に強い野菜を選ぶなどの工夫で、手間を軽減できます。

また、土壌の保湿性を高めるためにマルチ（黒いビニールシート）を使うことで、水やりの頻度を抑える方法でシェア畑を利用します。

※黒いビニールがマルチです。

こうしたテクニックは講習会などで丁寧に教えてもらえるため、初心者でも安心して始められます。

行けないときの水やりはどうするのか

旅行や体調不良などで畑に行けないときがあるのは当然です。

そのようなとき、地域によってはスタッフが緊急時に水やりをサポートしてくれることもあります。

すべての畑で対応しているわけではないので、契約前に確認しておくのがおすすめです。

お世話付きプランは、週に1回10分程度、水やりやわき芽とりを行うサービスです。
栽培代行サービスは、植え付けやウネ作りなど、野菜づくりをご契約者様に変わって代行するサービスです（最大30分/回）。

シェア畑公式HPより

一定の料金がかかるのでご注意ください。

ただし畑では水やりしすぎに注意の作物もあります。

我が家もこどもたちが水をあげたがるのですが、逆に水やりを控えないといけない作物もありますので

充分にアドバイスを聞いたり、資料を読んでみましょう。

季節ごとの水やりの工夫と注意点

夏と冬では水やりの考え方も変わってきます。

夏は乾燥しやすく、多めの水やりが必要な場合もあります。

気温の高い日中を避けて行うこと、乾燥対策としてマルチを活用するのが効果的です。

我が家は週１回程度しかいけませんが、いまのところ、順調に野菜が育っています。

一方、冬は野菜の成長が緩やかで、水やりの頻度も減ります。

凍結のリスクがあるため、朝遅めの時間帯や暖かい日を選ぶのが基本です。

可能であれば土の中に手を入れて湿り気を確認するなど、きめ細やかに野菜の状態を観察していきましょう。

トラブル時の対応：水道が使えない、ホースが壊れているなど

まれに水道が使えない、破損しているといったトラブルが発生することもあります。

そうした場合は、すぐにスタッフに連絡すれば迅速に対応してもらえます。

シェア畑のスタッフは非常に対応が丁寧で、利用者目線でサポートしてくれるのが安心ポイントです。

また、設備が古いと感じた場合は、改善を要望することも可能です。

シェア畑は「みんなで作っていく場所」でもあります。

まとめ：シェア畑の水やりは毎日は必要ない！

水やりは、シェア畑の中でも重要な作業ですが、必ず毎日やるべきことではありません。

基本的なルールとマナーを守りながら、季節に合わせて無理なく作業すれば、週１回の通園でも十分に楽しむことができます。

私たち自身も、最初は不安でしたが、少しずつ慣れてきて、今では週１回の水やりが楽しみのひとつになっています。

シェア畑を検討している方にとって、この記事が水やりの不安を解消する手助けになれば幸いです。