シェア畑は、農具や苗、サポートまでそろった都市型のレンタル農園です。
手ぶらで通える気軽さが魅力ですが、シェア畑には「農具の共有」「ペット同伴NG」「指定された作物の栽培」など
利用前に知っておくべきルールがいくつかあります。
手軽に始められる一方で、思わぬトラブルを防ぐには事前の理解が不可欠です。
本記事では、実際にシェア畑を利用している立場から、契約前に知っておきたいルールや、利用中に気をつけたいポイントをご紹介します。
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目次
利用前に絶対に知っておきたい「シェア畑の基本ルール」
契約する前にルールを把握しておくことは、後悔しないためにとても重要です。
見落としがちなポイントもあるので、実体験をもとにご紹介します。
営業時間や入園可能時間
シェア畑の利用時間は基本的に「日の出から日没まで」とされています。
24時間出入り自由ではないため、仕事終わりに立ち寄るには時期によっては注意が必要です。
特に冬場は日没が早いため、夕方の利用は難しくなることがあります。
家族や友人の同伴はOK？ペットは？
家族や友人を連れて行くことは基本的に可能です。
大学生が８人ぐらいのグループで契約している区画もありました。（代表者が契約者になるようです）
私たちも小学生の子どもを連れて行きます。
子供たちの食育の為に契約したようなものですもの…！
また、一人だと畑を耕すのが大変なので定年退職してヒマな父を誘ったりしています。
ただし、ペットの同伴は禁止されています。
衛生面や安全面を考慮したルールなので、犬を連れての散歩がてら…という使い方はできません。
農具や肥料は持ち込み不要！使える道具は？
農具、肥料、苗などはすべて畑に用意されており、手ぶらで通うことが可能です。
自分で道具を持ち込むことも可能ですが、持ち込みには管理のルールがあるため、運営スタッフに事前確認を取る必要があります。
基本的には備え付けの道具を使えば十分です。
栽培できる野菜は？勝手に植えてはいけない？
基本的に育てる野菜は、シーズンごとの運営の提案に沿ったものになります。
スタッフさんが運営している見本区画があり、参考にしながら作っていきます。
勝手に自分で購入した苗を植えることは原則NGです。
これは連作障害や周囲の畑への影響を避けるためであり、畑全体の環境を守るために重要なルールです。
BBQやパーティー利用はできる？
畑での調理や食事は禁止されています。
あくまで農作業に特化した場所であるため、収穫した野菜をその場で焼いて楽しむ、といった利用はできません。
収穫したイチゴを洗ってその場で食べる、というのは一番おいしいからやってみて！とスタッフに言われてやってみましたが絶品で子供たちも大喜びでした。
商業目的の利用はNG
収穫した野菜を販売するなどの商業利用は禁止されています。
シェア畑は「自分や家族の食卓を豊かにする」ことを目的としたレンタル農園なので、あくまで趣味の範囲で楽しむのが前提です。
トラブルを避けるために知っておきたいマナーと暗黙のルール
ルールだけでなく、他の利用者との関係性もシェア畑を楽しく使う上で大切なポイントです。
実際に通っていると感じる「気をつけたいマナー」もいくつかあります。
隣の区画との境界には気をつけよう
作物が隣の区画にはみ出したり、道具の置き方が雑だったりすると、トラブルの原因になります。
私たちも最初は気づかずに指摘されたことがありますが、畑に通ううちに自然とマナーを学べました。
挨拶を交わすなど、ちょっとしたコミュニケーションも円滑な関係を築くポイントです。
畑の道具はみんなのもの
道具や水まきホース、肥料などは共有物です。
使ったら元に戻す、汚れたら軽く掃除しておく、といった意識が大切です。
こうしたマナーを守ることで、利用者同士のトラブルも防げます。
ルールから見える「運営の質」とは
シェア畑のルールを細かく見ていくと、運営会社・運営スタッフさんがいかに丁寧に利用者のことを考えているかが伝わってきます。
農薬の使用はＮＧで有機栽培にしていたり、苗の管理を徹底していたりと、安全で快適な環境を保つための配慮が行き届いています。
こうしたルールに最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、続けていくうちに意味がしっかりと理解できるようになります。
むしろ、こうしたルールがあるからこそ、初心者でも安心して通える場所になっているのだと、私たちは実感しています。
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まとめ：ルールを知れば、シェア畑はもっと楽しくなる
シェア畑のルールには、一つひとつに意味があります。
利用者みんなが気持ちよく畑ライフを楽しむための仕組みです。
事前にしっかり理解しておけば、契約後に「こんなはずじゃなかった」と後悔することもありません。
実際に利用している私たちから見ても、シェア畑のルールは決して厳しすぎず、むしろ安心して通える理由のひとつになっています。
迷っている方には、ぜひ前向きに検討してもらいたいと思います。