シェア畑に興味を持ったとき、まず気になるのが「どのくらいの広さなのか」ということではないでしょうか。
シェア畑の広さは一般的に3㎡〜15㎡ほどで、初心者向けの小さな区画から家族で楽しめる広めの区画まで揃っています。
私たちも実際に利用し、そのサイズ感と収穫量に驚きました。
本記事では、実際にシェア畑を利用している立場から、目的別のおすすめ広さや、どんな野菜が育てられるかなど、体験を交えて詳しく紹介します。
広さ選びで迷っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
シェア畑の区画の広さはどれくらい?
シェア畑では、畑ごとに用意されている区画の広さが異なり、主に3㎡〜15㎡ほどのバリエーションがあります。
一般的には、初心者向けの小さめの区画から、家族で本格的に野菜を育てられる広さの区画まで用意されています。
多くの人が選ぶのは5㎡〜10㎡前後の区画で、これは畳3〜6枚分程度の広さに相当します。
野菜の栽培を楽しむにはちょうどよい広さで、はじめてでも無理なく始められます。
初心者でも扱いやすい広さとは
私たちが初めて契約したのは約10㎡の区画でした。
実は最初は小さい区画である3㎡分を申し込むつもりで体験会に行きました。
農園アドバイザーさんに3㎡(2ウネ)よりも10㎡(4ウネ)の方がお得だよ!
広さは倍以上になるけど、金額は3000円ぐらいしか変わらないからね!
家族も多い(5人)し!と言われ、最初はこんなに大きな区画全部管理できるかなと不安でしたが、
実際に使ってみると「これぐらいでよかった」と実感しました。
土を耕すのは大変でしたが、たくさんの種類の野菜を育てられるし、
ウネ以外の空いている場所でイチゴや大葉も育てています。
※ウネとは盛り上げられた土のことで、画像のような黒いビニール一つ分を1ウネと呼びます。
、
10㎡前後(4ウネ)の広さがあれば、春夏野菜は下記の種類を育てることができています。
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- ミニトマト
- ナス
- ピーマン
- サンチュ
- カブ
- オクラ
- 枝豆
- きゅうり
- 空心菜
作業に慣れるまでは、手の届く範囲に収まるサイズを選ぶことがポイントです。
これらの野菜も一気に育てるのではなく、順番に少しずつ進めていくので週1回の作業を1時間程度で完結できています。
家族や目的に合わせて広さを選ぶコツ
シェア畑の良さは、目的やライフスタイルに合わせて区画を選べることにあります。
例えば、休日に家族で畑仕事を楽しみたい場合は10㎡以上の広さがあると十分にゆとりがあります。
子どもと一緒に畝(ウネ)を作ったり、季節ごとに野菜の種類を増やしたりと、体験の幅も広がります。
逆に、一人で気軽に始めたい場合や、仕事の合間に週1回通うスタイルなら、5㎡前後でも十分です。
区画が小さくても、季節ごとに育てる野菜を変えれば、一年を通じてさまざまな品種を楽しめます。
他の貸し農園と比べてシェア畑の広さは狭いのか広いのか
シェア畑は「設備が整っていて、手ぶらで通える」ことが特徴の農園です。
一般的な貸し農園では10㎡〜30㎡と広めの区画が多く、畑の管理や資材の準備が利用者自身に任されていることもあります。
その点、シェア畑は広さ自体はややコンパクトな印象を受けるかもしれませんが、
その分しっかり管理されていて、スタッフのサポートもあります。
限られたスペースでも収穫量は意外と多く、初心者には非常に効率の良い環境と言えます。
広さと料金のバランス|費用対効果は高いのか
広さに比例して料金も変わりますが、シェア畑は「手ぶらで通える農園」であるため、初期費用やメンテナンスの手間を考えるとコストパフォーマンスは高いと感じています。
私たちの場合、10㎡で年間14万円弱でしたが、収穫量や満足度を考えると妥当、もしくは割安だと思っています。
仮に道具をすべてそろえて自分で畑を管理するとなると、準備や維持の手間が相当かかります。
その点、シェア畑は「区画の広さ以上の価値」が得られると実感しています。
実際に収穫できる野菜の量
「広さに対してどれくらい収穫できるか」は気になるポイントの一つです。
10㎡の区画で育てた野菜の一例です。
春夏カブ⇒20個以上
イチゴ(こぶり)⇒30個を3回程度
サンチュは種まきから1,2週間で収穫がはじまります。
1回に10枚程度毎週のように収穫できます。
収穫量に関しては、想像以上というのが正直な感想です。
冷蔵庫に入りきらず、近所におすそ分けすることもあるほどでした。
まとめ:目的に合った広さを選べばシェア畑は本当に楽しい
シェア畑の広さは、目的や経験に応じて選ぶことができる柔軟な仕組みになっています。
私たち自身も利用してみて、広さに対する不安はすぐに解消されました。
むしろ「ちょうどいいサイズ感」が、家庭菜園を無理なく、長く続けられる秘訣かもしれません。
もし迷っているなら、まずは見学や体験会に足を運んでみるのもおすすめです。
実際に広さを体感すると、イメージがぐっと湧きやすくなります。