「サラダ油は体に良くない?」という疑問には、明確な答えがあります。
研究によると、サラダ油は摂り過ぎると健康に悪影響を及ぼす可能性がありますが、健康的な量であれば、悪影響はありません。
そのため、サラダ油を使うこと自体に問題はありませんが、オリーブオイルなど、より健康効果が高い油があります。
日本ではサラダ油が一般的に使用されていますが、代用油を取り入れることで健康に良い食生活を送ることができます。
本記事では、代用油の中でも特におすすめの4つについて紹介します。
目次
サラダ油は危険性が高く有毒?
サラダ油は正しい使い方であれば、危険性や有毒な成分を含んでいるわけではありません。
ただし、過剰な摂取によって健康に悪影響を与える可能性があるため、摂取量には注意が必要です。
「サラダ油」はなたねや大豆などの原料から搾った油に脱臭や脱色などを行い、精製度を高めて癖をなくしたものです。
そのためサラダ油のなかには微量のトランス脂肪酸が含まれるものがあります。
サラダ油は日本だけで売っていて健康に悪いの?
サラダ油は、日本だけで売られているわけではありません。
日本では、日本農林規格(JAS)により定められています。
JASの基準を満たした原材料を用い、成分その他の諸条件を満たし、なおかつJAS認定工場で製造されたものでなければ「サラダ油」を名乗ることは出来ません。
原材料は、
2018年4月現在、油菜、綿実、大豆、ごま、サフラワー(紅花)、ひまわり、とうもろこし、米(米糠)およびぶどうにサラダ油の規格があります。
従って、オリーブ・オイルなどサラダ油の規格のない食用油を単体で用いたサラダ油というものは規格上存在しません。
また、二種類以上のJAS食用植物油を混合して作られたサラダ油は調合サラダ油と呼ばれます。
健康に良くないというのは、サラダ油の過剰な摂取からくる問題であり、
正しい摂取量であれば、ほとんど問題ありません。
ただし、日本ではサラダ油をよく使用する傾向にありますが、食文化や食材の傾向に関連しています。
一番体に悪い油は何ですか?
一番体に悪い油は、トランス脂肪酸を含む食品が挙げられます。
トランス脂肪酸は、コレステロールを上昇させ、動脈硬化や心臓病などのリスクを高めるとされています。
このため、トランス脂肪酸を多く含む食品をできるだけ避け、健康的な油を選ぶように心がけましょう。
工業的なトランス脂肪酸はマーガリンやファットスプレッド、ショートニングなどの植物性油脂に比較的多く含まれています。
上記は加工食品にも多く含まれるため、ぜひ原材料名をチェックして食品を買いたいところです。
キャノーラ油は体に良いですか?
キャノーラ油は、キャノーラ(アブラナの一品種)からとれる食用油で、健康に良い油とされています。
キャノーラ油は、スーパーでもよく見かける馴染み深い油です。
体に有害な成分が少ないため、油の中でも体に良いといわれています。
熱を加えても劣化しにくいので、揚げ物や炒め物に活躍します。
サラダ油の代わりになるおすすめの油4選
サラダ油は過剰摂取しなければ危険ではないとしていましたが、
それでも、心配な場合は、代わりになるおすすめの油は、オリーブオイル、ごま油、なたね油、こめ油です。
それぞれ紹介していきます!
オリーブオイル
オリーブオイルは、酸化しにくく、ポリフェノールやビタミン類も含まれているため、健康志向の方に人気があります。
サラダやカルパッチョに使うと、独特の風味がアクセントになり高級感のある料理ができます。
香りが目立つため、イタリアンや洋風の料理でサラダ油のかわりに使えます。
ごま油
ごまを焙煎、圧搾して作られるごま油は、芳ばしい香りが特徴の油です。
ほかの植物油に比べて酸化しにくく、長期保存しやすい。加熱にも強いです。
サラダ油の代用で使う場合は、ごまの風味がついても問題ない炒め物や和え物などに使うとよいでしょう。
中華系の味にはとてもよくあいます。鶏がらスープの素との相性が抜群!
なたね油
なたね油は、アブラナの種子から作られる油のこと。キャノーラ油も含まれます。
国産のものは貴重ですが、遺伝子組み換えのものは使われておらず安心して使える点がメリットです。
なたね油は味や香りにクセがなく、炒め物やドレッシング、お菓子作りなど幅広くサラダ油の代用が可能。
熱に強く酸化しにくい性質もあるため、フライや天ぷらなどの揚げ物にも活用できる万能の油です。
安心して使えるなたね油はパルシステムのものです!原料の菜種は非遺伝子組換え。
我が家はずっと愛用中。
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参考【ブログ】タベソダの口コミ評判!タベソダはパルシステムのアプリ版|デメリットも紹介
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こめ油
こめ油は、精米の際に出る米ぬか由来の油です。
米がもつ豊かな栄養素を含む油で、原料の米はほぼ国産という安心感。
まろやかな口当たりで香りやクセもなく、サラダのドレッシングや炒め物、お菓子作りなどさまざまなシーンで代用しやすい油です。
米油も酸化もしにくく加熱しても油特有の臭いもないことから、揚げ油の代用にもおすすめです。